Rewrite【レビュー】
今回紹介する作品はこちら
Rewrite
実は筆者が初めてプレイしたギャルゲです。
Rewrite
とは
・テーマは地球環境！ほんとにギャルゲ？
・他のKey作品とは雰囲気違う！でも面白い！
・結局泣いた
一つずつ見ていきましょう。
・テーマは地球環境！ほんとにギャルゲ？
どんな話なのかざっくり説明します。
舞台は自然との共存を目指す緑化都市、風祭。青春時代をより楽しく過ごしたい、かつ自分の身に起きる不思議現象を解決するため、主人公はオカルト研究会を立ち上げます。そして仲間たちとともに調査を開始するのですが・・・
それが世界の真実につながっているというわけですが、さて、このゲームのテーマはずばり、地球環境です。森林伐採とか地球温暖化とかいろいろ言われていますが、そういうのと真正面から向き合っています。すげー作品です。最後までプレイすると、この作品が環境問題にどう向き合っているかが分かるかと思います。それに納得できる人、できない人、考え方はさまざまだと思いますが、きっと批判も覚悟のうえで、玉虫色ではない、特定の立場を示したのだと思います。
かといって専門的な話がバリバリ出てきたり、環境問題についてガチでディスカッションするような描写が出てきたりするような感じではありません。奥底の方にそういったテーマをはらんでいるというだけで、普通にギャルゲです。ヒロインみんなかわいいです。朱音と小鳥が好きです。
・他のKey作品とは雰囲気違う！でも面白い！
Key作品と言えば何を思い浮かべますか？と訊かれたら、大体の人はCLANNADやAIRあたりを挙げるでしょう。家族愛や奇跡をテーマにしていて、クライマックスで泣けるのはもちろん、日常の場面にも独特の雰囲気があって面白いですよね。
しかし、このRewriteという作品は巷で言われている通りなんかKey作品っぽくありません。かといって面白くないかと言われればそれはNOです。めっちゃ面白いです。そもそもどの辺がKey作品っぽくないとか言われているの？というと戦いの描写が多いからではないでしょうか。
まず、このRewriteという作品、バトルものだろ、ってくらい戦います。ちょっとネタバレにはなりますが超能力使って戦うし何なら修行パートまで描かれたりしてます。なんでこんなにバトルしているかというと、Rewriteでは敵対する組織同士が争っているためです。まあ身内で喧嘩したりもするんですけど。そのためにシリアスな展開、というのが今までのKey作品とは異なる性質のものになっています。Key作品でのシリアスって例えば存在忘却とか幼児退行とか逃れられない死の運命とかそんな感じなんですけど、Rewriteでのシリアスって組織同士の対立がもとにあるので、展開の中に人の悪意みたいなのが入り込んでる印象があります。完全に個人の解釈ですがそういった点が今までのKey作品と違うところなのではないでしょうか。
そもそもこの作品の原案はKeyのイラストレーターの（現在は退社してフリーで活躍されています）樋上いたる先生で、シナリオも田中ロミオさん、竜騎士07さんなど外部のライターさんを招いているため、麻枝さんはゲームデザインと音楽くらいでしか関わっていないんですよね。そういう意味でも作風が違ってくるのは当たり前なのですが、結局面白かったです。プレイ時間70時間くらいあったけど全く気にならなかったです。普通にバトルはカッコいいですし、燃える展開も魅力的です。
・結局泣いた
確かに今までのKeyとは違った作風にはなっていますが、結局泣きました。ええ、筆者は全ルート泣きました。初めてやったギャルゲだからというのもあるんでしょうが、むっちゃ泣きました。特に筆者は小鳥√が好きです。小鳥役の斎藤千和さんが鼻血を出しながら収録したと言われるシーンがあるのですが、そのシーンが特に印象に残っています。小鳥√が人生初の個別√だったのですが、声優さんの熱演、美しいCGと音楽、そして場面を描写するテキスト。ギャルゲっていいものだなと、筆者は思ったのです。そして無事に沼にハマりました。
泣ける要因としてシナリオもそうですが、やはりKeyと言えば音楽は外せないですよね。この作品、端的に言って音楽は神です。特にオープニングで流れる「Phylosophyz」と挿入歌の「旅」「恋文」あたりは神曲の中の神曲です。「旅」とかはもうイントロ聴いたら神曲って分かります。やっぱKeyってすげーですわ。
いかがだったでしょうか。筆者Key大好きなのでちょ～～っと熱くなってしまった気もしますがきっと気のせいです。今から買うなら追加要素があってWin10でもプレイできるRewrite+がおすすめです。PS4、vitaでも出ているのでそちらでも。
