Scarlett【レビュー】
今回紹介する作品はこちら
Scarlett
ゲームのホームページがない・・・だと・・・?
Scarlett
とは
・渋い(誉め言葉)
・シナリオは短い・・・ながらも・・・
・これこそマルチメディア化を・・・
一つずつ見ていきましょう。
・渋い(誉め言葉
ざっとあらすじをご説明しましょう。ふと非日常に飛び込みたくなった主人公(その1)がふとしたきっかけでほんとに諜報活動という非日常に飛び込むことになるのですが、この非日常が本当に渋い。これフィクションだよね?もうちょっと華があってもいいんじゃない?ってくらいリアリティがあるというか・・・こういう活動ってもうちょっと派手にやるもんだと思ってたというか・・・。まあそこがすごく面白かったんですけどね!非日常へのあこがれを持つ主人公(その1)が実際の非日常における現実とのギャップに戸惑う場面では完全に私もシンクロしていました。
ちなみにさっきから主人公(その1)と書いているように実は主人公は他にもいて(主人公(その2))、彼は生まれたときから非日常に生きています。主人公(その1)との出会いにより心境に変化が訪れることになるのですが、それがまたすごく面白い。これだからエロゲはやめられねーぜ。
・シナリオは短い・・・ながらも・・・
こちらのゲームはいわゆる選択肢によるストーリー展開の分岐というものはないのですが、視点が切り替わることがあります。
ちなみにさっきから主人公(その1)と書いているように実は主人公は他にもいて(主人公(その2))、彼は生まれたときから非日常に生きています。彼視点でも物語を進めることがあるのですが、主人公(その1)との出会いにより心境に変化が見事に描写されています。シナリオ自体は短いほうなのですが、このように描写が秀逸で感情移入してしまうシーンが多くありました、特に3章・・・!泣かせにきてるってわかっていても泣いてしまう・・・!これだけ短いストーリーでここまで感動できるのは神ゲーとしか言いようがないです。そしてエンディングがまたいい・・・!これだからエロゲはやめられないぜ。
・これこそマルチメディア化を・・・
エロゲのアニメ化は失敗が多い印象ですが、大体が尺が足りないとか1ルートしかアニメ化してくれないから魅力が伝わりきらないのが原因だと思っています。その点Scarlettはもともとのシナリオが短いし一本道だしあんまり萌え(死語)って感じじゃなくて抵抗あるひとも少なそうだしほんとにアニメ、実写ドラマにさえ向いていると思います。とはいえ2006年の作品だから今更注目を浴びることはないと思うので無理なんでしょう・・・。なんでこんな素晴らしい作品が埋もれてしまったのか・・・。
・最後に
PC版はXPまでしか動きません・・・移植もPS2にしかされていないので今からプレイ環境を整えるのは難しいかもしれないです・・・。しかし!もし動作環境がそろっているなら、そろうことがあるのならぜひプレイしてほしい作品です。開始10分で引き込まれて最後まで飽きることはないです!ちなみにねこねこソフトのホームページで修正パッチが配布されているのでプレイする際はそちらの適用をお忘れなく・・・!