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マブラヴ オルタネイティブ【レビュー】

今回紹介する作品はこちら

 

マブラヴ オルタネイティブ

 

muvluv.com


 

「あいとゆうきのおとぎばなし」です。

 

マブラヴ オルタネイティブ

とは

マブラヴをやってから(温度差に注意)

・ハードモードすぎる世界観

・あいとゆうきのおとぎばなし

 

一つずつ見ていきましょう。

 

マブラヴをやってから(温度差に注意)

 「マブラヴ オルタネイティブ」は「マブラヴ」の続編にあたる物語です。ですのでまずは無印のほうの「マブラヴ」のプレイを推奨します。

 このマブラヴシリーズですが話の内容がゲームの途中から大きく変わることで有名です。もはや有名すぎてネタバレでも何でもないので軽く説明します。まず無印マブラヴの前半は普通の学園ラブコメです。正直ベッタベタの展開です。後半から急にロボットに乗って地球を侵略する地球外生命体と戦うための訓練をし出します。何言ってるか分からないですね。そしてオルタネイティブではバリバリ地球外生命体と戦います。

 この急激な温度差は簡単に言ってしまうと世界線の違いによって発生するものなのですが、このあたりのギミックもかなり深く作りこまれています。その辺りは実際にプレイして確かめてもらえればと思います。

 

・ハードモードすぎる世界観

  ラブコメパートはともかくとして、地球外生命体と戦いは非常に厳しいものになっています。人類が劣勢すぎてもう男が足りないから女の子(ヒロイン)が徴兵されるくらいにはハードモードです。そんな世界ですからラブコメ世界線であったような甘いやり取りは鳴りをひそめ、戦時中ならではのシリアスなやり取りが繰り広げられます。戦争なので人がたくさん亡くなりますし、食糧事情なんかも相当厳しいです。他に印象に残った点として、普通、物語の主人公というものは周りからだんだん認められていくものですが今作の主人公は否定されまくる、という点です。それでもだんだん周りから認められてはいくんですが道中意志が弱いだのお前の自己満足だのめっちゃ否定されます。プレイしていて本当にきつかっただ・・・。めっちゃ心に刺さるんだ・・・。でもやっぱ名作なんだ・・・。(ズーズー弁

 そしてこのハードな世界観で、敵である地球外生命体とか主人公たちが乗るロボットの設定や各軍事行動の作戦、人類と地球外生命体との闘いの歴史そして前作を含めた伏線回収なんかがやっっっったら作りこまれてます。これが名作たる所以の一つな気もしますが途中からなんのゲームやってるのか分からなくなります。

 

・あいとゆうきのおとぎばなし

 この作品のキャッチコピー(の一部)ですね。おとぎばなしならもっと優しい世界観にしろよ!!という話ですが。しかしクリア後にこのキャッチコピーをみると確かにこの作品は「愛」と「勇気」の物語だったと感じます。絶望的な状況にあるからこそ「愛」と「勇気」が際立つ、そんな物語でした。そしてそんなどちゃくそハードモードを駆け抜けエンディング。やはり感動してしまいました。エンディングで流れる曲はラブコメパートのエンディングで流れる曲と同じなのですがこちらのエンディングは泣けます。ポップな曲調ですが泣けます。やればわかります。

 

・最後に 

 マブラヴはエロゲ界では名作として名高いですがやや古い作品なのとメディア展開があまりうまくいっていないこともあってFateなんかと比べると知名度は下がってしまう印象です。しかし文句なしの名作ですしつい最近オルタネイティブのアニメ化企画も始動して現在新たな盛り上がりを見せているコンテンツです。こってこてのハードなロボットバトルに抵抗がない方はプレイしてみてはいかがでしょうか。