蒼の彼方のフォーリズム【レビュー】
一回目のレビューの作品はこちら
TVアニメ化もしましたのでエロゲをやらない方でも名前くらいは耳にしたことがあるのではないでしょうか。
ブログのタイトル的に第一回目は「さくら、もゆ。」じゃないのかって?だってあおかなの方がレビュー書きやすかったんだもん・・・。
「蒼の彼方のフォーリズム」
とは
・スポーツを題材としたストーリー!
・少年漫画のような熱い展開!だけではない!
・エロゲとしての完成度は最高クラス!
一つずつ見ていきましょう。
・スポーツを題材としたストーリー!
蒼の彼方のフォーリズムはフライングサーカス(FC)という架空のスポーツを題材にしたゲームです。
グラビティシューズ(グラシュ)という空飛ぶ靴が開発された世界で、それを用いたスポーツが生み出されました。それがFCです。
作品内では主人公たちFC部の成長とライバルたちとの熱い戦いが描かれています。どこのジャンプ作品だこれ。
・少年漫画のような熱い展開!だけではない!
シナリオについてです。スポーツを題材にしているだけあって、スポ根マンガのような熱い展開、友情努力勝利的な展開はとても魅力的です。リアルに鳥肌立ちました。これだけでも十分評価に値するのですが、あおかなの魅力はそういったスポ根マンガではあまり描かれない、スポーツや部活動を行う上でついて回る負の感情にも触れているところだと思います。
まず主人公なのですが、とある過去の出来事でFCを辞めてしまったという過去があります。そんな主人公は自らの経験を生かしてコーチとして選手(主にヒロインたち)と関わっていくことになります。
その中で過去のトラウマとも向き合っていくことになるのですが、やはりこういった部分はテキストがあるエロゲならではの表現力が活きる場面だと思います。筆者、とあるヒロインのルートで普通に泣いてしまった。
・エロゲとしての完成度は最高クラス!
シナリオについては上に記述した通りですが、そのほかの要素も素晴らしいです。
イラストについては公式サイトを覗いていただければ分かるかと思いますが、女の子は全員はちゃめちゃにかわいいです。
このゲームはコンシューマー版もあるのですが、そちらでは当然18禁のシーンはカットされています。その代わりにピロートークのシーンが追加されているのですが、それがめっちゃエロい。18禁版よりエロいんじゃね?という説が浮上するくらいにはエロい。
続いて音楽です。スポーツを扱った作品ということで、音楽もポップでさわやかなものが多く、試合のシーンなんかで流れると盛り上がります。感動シーンなんかではOP局のアレンジバージョンが流れるのですがこれがまたイイ。
この年の萌えゲーアワードの大賞に選ばれていますし、全体としての完成度でいえば歴代でもトップクラスだと思います。
最後に
このゲーム、spriteってとこが出してるんですが、一度は解散しましたが今は再結成してあおかなシリーズに着手しているようです。エロゲ史に残る傑作のメーカーですら一度は解散してしまうあたりこの業界やべえなって感じがしますが、業界はやばくても作品は素晴らしいものがたくさんあります。エロゲっていいものです。筆者が紹介するようなゲームはその一部にすぎません。ぜひエロゲ沼にハマって自分のお気に入りを探していただければと思います。そのためにも、あおかなは初めての一本としてはうってつけのゲームだと思います。PS4とかスマホでもプレイできるで。